13.地獄の炎

音楽・楽曲

​​概要

司祭(男性アンサンブル)とクワイヤが、ミサで唱えられる「Confiteor 告白の祈り」からの引用詞を歌う。

解説

  • フロローが始めに言う「聖なるマリア」は、英語歌詞ではラテン語「BEATA MARIA」である。

フロローの告白

告白の祈りは,自らの罪を認め赦しを求めて唱える祈り。ミサでは「MEA CULPA」(私の過ち、my fault)の部分で自身の胸を打つ動作をする。【参照: Confiteor Deo(YouTube)】フロローはここで「私は悪くない … あいつのせい」という。司祭たちはフロローを指差す。

わたしたちが唱えることばには、「胸を打つ動作」が伴います。それは、自分が罪を犯したのは、他者の過ちのせいではなく、自分の過ちのせいであることを認めることを表す動作です。実際、恐れや恥ずかしさのために、わたしたちはたびたび他者を指さして非難します。教皇フランシスコ、2018年1月3日一般謁見演説:6.回心の祈り

舞台で歌われるラテン語

 

CONFITEOR DEO OMNIPOTENTI

BEATAE MARIAE SEMPER VIRGINI

​​BEATO MICHAELI ARCHANGELO

SANCTIS APOSTOLIS

OMNIBUS SANCTIS

ET TIBI PATER

QUIA PECCAVI NIMIS

COGITATIONE

VERBO ET OPERE

MEA CULPA

MEA CULPA

MEA MAXIMA CULPA

<日本語訳>

告白します、全能の神よ

終生処女なる聖マリアよ

大天使聖ミカエルよ

聖なる使徒たちよ

すべての聖人たちよ

そしてあなたへ、霊父よ

私は多くの罪を犯しました

思いと

言葉と行いによって。

私の過ちです

私の過ちです

私の重大な過ちです。

参考

Confiteor 告白の祈り

ラテン語(click)

Confiteor Deo omnipotenti,

beatæ Mariæ semper Virgini,

beato Michaeli Archangelo,

beato Ioanni Baptistæ,

sanctis Apostolis Petro et Paulo,

omnibus Sanctis,

et vobis, fratres: (et tibi, pater)

quia peccavi nimis

cogitatione,

verbo et opere:

mea culpa,

mea culpa,

mea maxima culpa.

Ideo precor beatam Mariam semper Virginem,

beatum Michaelem Archangelum,

beatum Ioannem Baptistam,

sanctos Apostolos Petrum et Paulum,

omnes Sanctos,

et vos, fratres,

orare pro me ad Dominum Deum nostrum.

日本語(click)

全能の天主、

終生童貞なる聖マリア、

大天使聖ミカエル、

洗者聖ヨハネ、

使徒聖ペトロ、聖ポーロ

及び諸聖人にむかひて告白し奉つる、

我は思(おもひ)と言(ことば)と行(おこなひ)を以て多くの罪を犯せり。

是れ我が過(あやまち)なり。

我が過なり、

我が最と大なる(いとおほいなる)過なり。

是に因(より)て終生童貞なる聖マリア、

大天使聖ミカエル、

洗者聖ヨハネ、

使徒聖ペトロ、聖ポーロ

及び諸聖人に、

我の爲(た)め主なる我等の神に祈られんことを願ひ奉つる。

ー公教会祈祷文より

 

(最終更新日:2019年5月14日 記かろん)