目次
概要
- 1482年1月6日の朝、パリの市民はクロード・フロロー氏の説教を聞きに大聖堂に集まった
- みなしごの兄弟クロードとジェアンの過去の話
楽曲
- オーリム(いつか)
- ノートルダムの鐘
解説
- キャストは皆同じローブを着て、会衆として舞台に登場する。会衆とは、集まり、キリスト教では教会に来た人たち。エスメラルダやカジモドの物語を話しに集まって、この場でこの人物を語りたい!というエネルギーを持った人が語り、その役になっていくという即興劇の形。
- 会衆は、ナレーション、小道具・大道具・衣装転換などの役割を同時にこなす。
- 登場の際に歌う「オーリム」は、2-4で歌う「いつか」をラテン語訳したもの。作品中に登場するラテン語は、基本的にグレゴリオ聖歌から引用されたものだが、このオーリムはオリジナルでラテン語訳した、唯一の例外である。
- 何度も歌われるKYRIE ELEISON キリエエレイソンは、主よ憐れみたまえ、という意味のラテン語。
豆知識
- フロローやフィーバス、クロパンも会衆としての台詞を言うときがある。
- はじめにクロパン役の会衆が振りながら出てくるのは振り香炉という。
- 始めの「あーあーあー」は「みんなおいで」の意味、もしくは1482年のパリの亡霊を呼んでいる
- フロローは位を上げていく….とある時、服を一つずつ着る度に位が上がる。またカーテシーのような敬礼にも段階があり、服を着て位が上がる度に敬礼も深くなる
- ジェアンが飲むのは質の悪い密造酒
- デュパン神父はM6
- フロローがジェアンに会いに向かったのは病院
- クワイヤも演技(参考:第二場のトプシー・ターヴィーでも演技している)
- カジモドの意味は、(舞台では弟に託された日)拾い上げた白衣の主日の日であったこと(この日をカジモドと読んでいた)、また「ほぼ(できそこない)」という意味があることから。
- 墨塗りをしてコブをつけ、舞台上で会衆からカジモドへ
- フロローの「上へ行け!」で舞台は大聖堂の上にある鐘撞塔へ
原作で描かれた章
4編1節-2節、4編4節など
関連項目
(最終更新日 : 2019年4月12日)